― 薬膳の知恵から生まれた、ねぎ塩餃子 ―
長ねぎの白い部分を、薬膳では**「葱白(そうはく)」**と呼び、
日本では〝陰〟に傾きがちなからだを、やさしく〝陽〟へと導く食材として古くから親しまれてきました。
血行を促し、冷えをやわらげ、気の巡りを整える。

神戸市、北区のブランド野菜として産声をあげた「北神ねぎ」は、煮ても良し焼いても良し、まるでりんごのような香りとシャキシャキとした食感、葉先まで食べられる柔らかくて肉厚な味わいが持ち味です。
冬になると厳しい寒さで体がこわばり、疲れがたまりやすく、手足も冷える。そんなとき昔から食卓にのぼってきた大切な食材です。

餃子として使う際には、ただ刻んで餡に混ぜ込むだけではなく
まず、天然塩で和えてからゴマ油と合わせて「ネギ塩ダレ」に仕上げたものを餡にしました。
塩と先に混ぜることで、ねぎの水分がゆっくり引き出され、旨みと香りが内側からグッと引き出されます。
これは下味というより、北神ねぎの旨みを最大限に味わうためのひと工夫。
ここで使う塩は、にがり成分(マグネシウム)を多く含む「赤穂の天塩」というあら塩にしました。赤穂の塩は、食材のうま味成分を引き出し、食材によく浸透する塩でもあり、ねぎの旨みを最大限にしてくれます。

そして、ネギはあまりしんなりさせすぎず、北神ねぎ本来の瑞々しさを残すようにした点も大切なこだわりです。
ゴマ油を合わせることで、ねぎの旨みを閉じ込め、餃子の中で蒸されたときにフワッと広がる。
北神ねぎのいちばん美味しい瞬間を逃さないために。
そんな下ごしらえを経て包んだ餃子は、焼き上げたとき、
しっかりとねぎが主役として立ち上がります。

皮はこんがりパリッと香ばしく、中はトロリと火が入った北神ねぎ。
噛んだ瞬間に広がるのは、ごま油のコクと、ねぎの爽やかな旨み
そしてじんわりとした素朴な温かい味。
まずは、タレをつけずにそのまま。ねぎ塩のうま味だけで十分に満たされます。
途中で北神みそダレを少し付けて食べると、味にまろやかさや深みが加わってより美味しく食べられます。
白いごはんにも、お酒にも、
どこか懐かしく身体にすっとなじむ餃子。
北神ねぎの力を、
いちばん美味しいかたちで。

この北神ねぎ餃子に合わせて作った自家製の「北神みそダレ」には3年以上熟成した北神みそを使い、独自のブレンドをしています。
そちらも合わせて 是非、お楽しみください。
販売先:まるっ子餃子店舗/道の駅大沢ファームサーカス内
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